Mojang Studiosは立場を明確にするためNFTやブロックチェーン技術を実装する予定はなく、第三者による導入は許可もサポートを行わないことを明らかにし、正確な案内ができるよう近日Minecraftの利用規約を更新する予定であると明らかにしました。
理由として、Minecraftが誰もが同じコンテンツにアクセスできるコミュニティであり続けるためにルールを設けているとし、NFTは希少性と排除にフォーカスしたモデルを生み出す可能性があるため、「Minecraftのガイドラインと精神に相反する」という考えを述べブロックチェーン技術をMinecraftクライアントおよびサーバーアプリケーション内に統合することは許可しないと明言しました。しかし、ブロックチェーン技術が今後どのように進化していくかについては注目していくとしています。
NFT (非代替性トークン)とは?
NFTはブロックチェーンの一部であり、BitcoinやEthereum等の暗号通貨で購入できる編集不可能なデジタルトークンで、MPEG や GIF など、あらゆる形式で存在しています。NFT を購入すると、元のデジタルファイルの所有権を示すトークンが発行されます。しかし、どのデジタルファイルと同じく、そのファイルはコピー、移動、削除が可能です。NFTとブロックチェーンはまた、価格が急激に上昇したり、下落したりする可能性があり、投機の対象となり得ます。
ゲーム業界とNFT
またゲーム業界ではNFTやブロックチェーン技術に対して反発するような流れが続いており、DiscordがWeb3やNFTについてどう考えているかなどを尋ねるアンケートを行った所否定的な声が多数上がり、CEOであるジェイソン・シトロン氏がNFT事業の計画はないと謝罪する自体までに発展しています。
しかし今回の件を受けTwitterユーザーが「NFTを盛り込んだようなゲームをEpic Games Storeから締め出してほしい」と投稿したところフォートナイトなどを運営するEpic GamesのCEOであるティム・スウィーニー氏が反応し「開発者はどのようにゲームを作るのか、自由な決定権をもつべき」と回答し、さらに「ストアやOSメーカーなどはその見解を他者に押し付けるべきではない」との立場を表明しました。これはEpic Games対Apple訴訟などの問題にも関連していると思われます。
